なんせい動物病院/CT・MRIセンター | コラム

MRI検査に関するコラム

(13)進行性脊髄軟化症におけるMRI検査

椎間板ヘルニアなどで脊髄が強く障害されると、脊髄の融解壊死が起こり、それが進行し止まらないことがあります。この状態を進行性脊髄軟化症といい、椎間板ヘルニア・グレードⅤの症例の8~14%に進行性脊髄軟化症が起きたという報告もあります。

症状は椎間板ヘルニアの一般的な症状に加えて、肛門の弛緩、前足の異常、瞬膜突出、呼吸異常などがみられ、最終的に発生から数日から1週間程度で亡くなる事があります。

<<症例>>

M・ダックス 7歳 去勢雄

主訴:後肢の完全麻痺

MRI画像ではT2W(T2強調画像)で胸椎第10番目~腰椎第3番目にかけて脊髄が高信号をしめしています。

胸腰椎MRI画像(T2W=T2強調画像)

腰椎MRI画像(T2W=T2強調画像)

腰椎MRI画像(T2W=T2強調画像 横断像)

<<正常な脊髄>>

腰椎MRI画像(T2W=T2強調画像)

腰椎MRI画像(T2W=T2強調画像 横断像)