フェレットの腹腔内腫瘤に対して、CT検査が活用された例を紹介します。
主訴は食欲不振です。超音波検査では、腹腔内腫瘤が存在するのは分かりましたが、それが何なのかは分かりませんでした。
<超音波検査>
次に針生検を行いましたが、肝臓由来の腫瘍が疑われるとのことで、確定診断には至りませんでした。
<CT検査を行いました>
結果は、肝臓やリンパ節でもなく、独立した起源不明腫瘤が認められました。
飼い主さんと相談した結果、腫瘤の摘出手術をすることになりました。
<腫瘤摘出手術>
病理検査の結果は「骨形成性粘液腺腫」という珍しい腫瘤でした。
飼い主さんもフェレットも、原因不明の腫瘤の恐怖から開放され、穏やかに生活されています。