沖縄県内初のマルチヘリカルCT導入

(8)耳道内腫瘍におけるCT検査の活用

耳の中の腫瘍は、外から見ても分かりづらく、早期発見をしにくい腫瘍です。

動物たちも初期症状を出さないことも多いので、定期検診で、耳の中を見たり、触診をしたりすることが重要です。

今回来院した、スコティッシュフォールドの可愛い耳の中には大きな腫瘍がありました。

血液検査、レントゲン検査、超音波検査をしてもはっきりしませんでした

CT検査と病理検査(tru-cut生検)を行うことで、治療の方向性が決まりました。

<<CT画像>>

<tru-cut生検>

飼い主様は悩んだ結果、手術を選択しました。

手術は、他院の先生を交えて色々な方の協力で無事成功しました。

<手術後>

片耳を失うことになりましたが、快適な生活を送っています。