みなさんはじめまして、なんせい動物病院、院長:屋我健太と申します。これから1年間獣医師の目線からエキゾチックアニマルというまだまだ沖縄では珍しい小動物たちの話を紹介したいと思います。私は県外の動物病院で6年間の臨床経験を生かし、県内では珍しいエキゾチックアニマルの動物病院を浦添市で営んでいます。
エキゾチックアニマルを簡単にいうと、犬・猫以外のペットのことを指します。具体的には、ハムスター、鳥、うさぎ、フェレット、ミニブタ、サル、爬虫類、両生類などです。
近年、ペットブームにより犬・猫以外の動物もペットショップで見る機会も多いと思います。では、このような動物たちが怪我や病気をしたらどうすればよいか疑問に思う人もいるかもしれません。答えは動物病院にみせることです。
しかし、動物病院は人間の病院のように内科、外科、眼科、歯科などに分かれていないため、どこにみせるのが一番よいか分からないと思います。実際、動物病院は何科など細かく分かれていないため、すべての診療を行わなければなりません。
近年、獣医師の専門化が進んでいるため、得意分野を持った先生が増えているのも事実です。そのため、飼い主さんはペットが健康なうちに、病気になったらどの動物病院にみせに行くか、インターネットや口コミあるいは実際に行ってみて調べる必要があります。可愛いペットのために、最適な動物病院を探すことも飼い主さんの役割ではないかと思います。
<写真は膀胱結石摘出手術後、食道に栄養チューブをつけているケズメリクガメ>
「かふう」2013年4月5日掲載