内視鏡コラム

(10)ダックスフンドの炎症性ポリープ

ダックスフンドの炎症性ポリープは、大腸(結腸・直腸)にできる厄介な病気です。症状は血便を繰り返します。

診断は肛門から内視鏡を入れて、しこりを確認した後、しこりの一部を採取して病理検査を行います。

当院に来院したダックスフンドも血便を繰り返し、触診で大腸のしこりが確認できました。

確定診断をつける為、内視鏡検査を行いました。

<内視鏡でしこりを確認し、鉗子でバイオプシーを行いました>

<病理検査の結果は炎症性ポリープでした>

この症例は外科治療を行うことなく、内科治療(免疫抑制剤、ステロイド剤、抗生剤)でポリープをコントロールできました。

現在は血便が止まり快適に生活しております。