雄のフクロモモンガは先端が二つに分かれたペニスを出したり引っ込めたりすることがあります。
その時何らかの理由でペニスがもとに戻らなくなるとフクロモモンガ自身が気にして舐めたりかじったりしてしまいます。
初期であれば元に戻すことも可能ですが、壊死したりしてしまうとペニスの先端部を切除しなければいけません。
今回来院した未去勢のフクロモモンガもペニス脱を起こし、更にペニスの先端が壊死していました。
今後ペニス脱が起こり難くなるように去勢手術を行います。
尿道の損傷がないことを確認し、壊死したペニスを切断します。
術後1週間後、順調に回復しているので、エリザベスカラーを外して治療終了です。