今回紹介する症例はマングローブモニターの胃の腫瘍です。
飼い主様は他の動物がこの子らと同じ境遇のあった時、参考にして欲しいという思いで掲載を許可してくれました。
<3歳マングローブモニターの胃の腫瘍>
飼い主様は、エキゾチックアニマルを診察してくれる病院を探し回ったそうですが、当院で手術する頃には腫瘍が腹部全体に及び切除が不可能でした。
生活の質の改善を目的に胃チューブを設置
胃内の内視鏡写真(胃は機能を果たしていませんでした)
早期発見・早期治療ができれば、手術のリスクもさがり、結果も変わってきたと思われます。
当院では、物が言えない動物たちのために春・夏・秋・冬、年に四回の定期検診をお勧めします。また、エキゾチックアニマルを飼育している飼い主様は元気なうちに、病気になったら診てくれる病院を探しておきましょう。