ワンちゃんは顔・頭・体・尾・手・足すべての臓器にデキモノを作る可能性があります。その中でも悪性のデキモノを癌と呼びます。
今回は手の甲に大きなデキモノができたワンちゃんを紹介します。
最初は米粒ぐらいの小さいデキモノだったそうですが、それが半年かけて卵大になってしまいました。細胞診断では「線維腫」という良性腫瘍でした。
ここまで大きくなると良性のデキモノでも放っておくことはできません。なぜならデキモノを痒いて出血したり、感染したり、歩行に障害がでるケースもあるからです。
もしこれが悪性腫瘍だった場合、最悪のケースで断脚するこもあります。
今回は良性腫瘍を手術で完全切除することで治療は終了です。