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（8）犬糸状虫症（イヌフィラリア症）
ワンちゃんの飼い主さんには、常識となっているフィラリア予防についてのお話です。
＜基本情報＞
フィラリアは、蚊を通して、ワンちゃんの血液に感染して、最終的に心臓血管に住みつく恐ろしい寄生虫です。
フィラリアに感染したワンちゃんの心臓の模型です
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＜フィラリアに感染していないワンちゃん場合＞
- 決められた量のお薬を、決められた日数飲ませる
- 毎年、フィラリアに感染していないか検査する
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＜フィラリアに感染したワンちゃん場合＞
- 獣医師の指示に従い、血管内に感染した虫体の治療とさらなる虫体感染を防ぐ
- 急性フィラリア症（呼吸困難、失神、血液尿など）の治療をする
- 慢性フィラリア症（腹水、貧血、心疾患、咳など）の治療をする
万が一、急性フィラリア症状がでた場合は、命の危険性があるので、すぐに動物病院に相談してください。現在、急性フィラリア症の治療は、外科治療と内科治療があります。それぞれのメリット、デメリットをよく相談して、治療方法を決めてください。
急性フィラリア症のワンちゃんに外科治療を行った例です。心臓血管内から虫体を取り出しました。もちろん大きなリスクが伴います。
急性フィラリア症状の治療を受けないように、しっかり予防しましょう